「プラスチック容器」VS「紙容器」エコなテイクアウト容器の選び方

「プラスチック容器」VS「紙容器」エコなテイクアウト容器の選び方

ミカタパックは、環境にやさしいテイクアウト容器・デリバリー容器専門通販サイトです。主に「バイオマスプラスチック」を使用し「CO2排出抑制」を考慮をしたプラスチック容器と「脱プラスチック」の観点から紙容器に特化しています。よってミカタパックの容器は「地球のミカタ」であることは間違いございませんが、それを踏まえた上で飲食店さまのミカタとして「プラスチック容器」と「紙容器」のそれぞれの利点、あるいは弱点を見てみたいと思います。

エコなイメージでは・・・紙容器に軍配

環境にやさしいのは、やはり断然に紙容器ですね。2022年4月27日のBlog「紙製品は地球にやさしい?」において、紙製品を使えば森林破壊につながるのではない、なぜなら熱帯雨林での森林破壊の要因は紙製品をつくるためではない別に起因するものであり、製紙会社は持続可能な森林経営を行っている森林からのみを使用している、あるいは石油由来の原料よりも再生可能な森林資源を活用したほうが地球にやさしいという考え方を記載いたしました。

紙製品は地球にやさしい?

一方プラスチック資材は、特に海洋プラスチック問題に関して述べるならば、このままいけば約30年後にはなんと ( ゚Д゚) 魚よりも重い量のプラスチックが海にたまってしまうとも言われています。いかにプラスチック容器にバイオマスなど植物由来の成分を含有させても、ベースのプラスチック素材は分解されず海に流れてしまいます。時間を遅らせているだけなのかも知れませんね。エコな容器としては明らかに紙容器の方がイメージが良いですね。

コストでは・・・エコなプラスチック容器です

プラスチック容器は、耐久性があるうえに低コストで大量生産ができるのでとても安価なのが最大のメリットです。これはプラスチック資材全般にいえることです。エコつまり環境配慮型のプラスチック資材はそれに植物由来の原料などを混ぜ込みますので、環境に配慮してないプラスチック資材に比べ多少は割高になりますが。一方紙容器はプラスチック容器に比べ、クラフト紙や木材、天然素材などを使用しているので少しコスト高になります。コスト面ではプラスチックが主原料の資材に軍配があがりますね。しかしながら価格だけで選ぶと失敗してしまうかもしれません。顧客層やメニューの価格などを踏まえた容器を選ぶことが重要です。低価格なテイクアウトメニューやボリュームを求める男性のお客さまをメインとした飲食店さまにはプラスチック容器ですかね。

見映えでは・・・紙容器がナチュラルでおしゃれです

紙製ランチboxなどは未晒紙や木材、天然素材などを使用しており、材質の特徴をそのまま表現できるため、とてもクラフト感たっぷりでナチュラルな雰囲気が出ますよね。このエコ感がオシャレにもつながっていると思います。「エコ=おしゃれ」が最新のトレンドです。お店のスタイル、料理のテイストに合った紙容器で見映えを良くすることで、SNSなどで拡散され集客のアップにもつながります。女性のお客さまにはプラスチック容器よりも未更紙色のクラフト紙のランチboxが人気です。女性に人気の飲食店さま、オーガニック系の飲食店さまは、「映え」を意識して資材選びをしましょう。あと女性の方は、潜在的に「捨てやすさ」も意識してお弁当容器を選ぶのかもしれません。

機能性では・・・こぼれにくさ、電子レンジ対応でプラスチック容器

テイクアウト・デリバリー容器は、お客さま自身がお店から自宅やオフィスへ持ち帰る、あるいはデリバリー業者さまが配達する上で「汁漏れしにくい」「盛り付け崩れがしにくい」というのも重要なPOINTですね。デリバリー業者さまも「汁漏れ」に関しては結構ナーバスです。その為にデリバリーの配達の方に渡す際にラップなどで幾重にぐるぐる巻きにしては見映えも失われますし、かえって余計なゴミを運んでもらうようなものなので、これでは地球のミカタにはなりません。このような視点から最近のプラスチックboxは「嵌合性」が高く汁漏れや結露漏れしにくい機能付き、優秀なboxです。「盛り付け崩れ」に関しても、「間仕切り」はプラスチックboxの十八番ですし、崩れを防止する工夫もなされています。その他、テイクアウトは食べる前に温め直すことが多いですよね。「電子レンジ対応」のテイクアウト容器だとお客様の利便性は高まります。機能性ではプラスチック容器に軍配ですかね。

リスパック スマート嵌合
リスパック スマート嵌合

紙容器の弱点は・・・熱が伝わりやすく水分にとても弱い

紙boxの弱点は紙の性質そのもの、つまり熱が伝わりやすく水分にとても弱い。出来立て料理の温度が伝わりやすいとお客さまが持ち帰る際には不便に感じることもあります。また、メニューの水分や熱気によって容器がふにゃふにゃになってしまうこともあり、汁漏れもしやすく油染みもします。これら紙容器の弱点をカバーするのが、耐湿性や耐水性を与えるためのラミネート加工です。紙容器のラミネート加工は、ポリエチレンフィルムを紙に圧着させて加工しています。これによって紙の弱点をカバーしているものが多くなっています。ポリエチレンの耐熱温度は110℃なのですが、実はこれがまた別の弱点を生みます。料理には大抵、油分が多く含まれますよね。電子レンジの加熱をした場合、油が加熱されポリエチレンを溶かしてしまうこともあります。しかし現在は耐熱性のあるラミネート加工もあり、これですと電子レンジの他、オーブンに使用できるものもあります。

プラスチック容器の電子レンジ対応は・・・マークで確認

電子レンジOK
電子レンジOK

では、プラスチックboxはレンチンOKか?ですが、全てOKというわけではなくプラスチックの種類によって異なります。ポリエチレン(PE)は前述の通り耐熱温度は110℃です。スーパーなのでよくお惣菜が入っている透明な資材はポリスチレン(PS)で耐熱温度は70~90℃ですのでレンチンできません。ではではレンチンできるお弁当boxは?ですが、主にポリプロピレン(PP)でその耐熱温度は140℃程度です。※ミカタパックでは商品詳細ページの中で電子レンジ可とマークで表示しておりますのでご確認ください。

テイクアウトの容器選びは成功するための重要な要素です!!

テイクアウト・デリバリー容器は持ち帰る、あるいは配達されるだけの入れ物ではないですよね。「運搬用容器」であると同時に皆さまが腕をふるった料理を美味しい状態に保つための「保存用容器」であり、また、食するときにはそのまま使う「食器」としての役割も果たします。料理に常に寄り添って旅立っていきます。ですので容器は、テイクアウト事業を成功させるための重要な要素だと思います。同じ料理でも寄り添う「容器」によって売れ行きが大きく影響するのではないでしょうか。

テイクアウトのbox選びはKEYPOINT
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